きみの声が。聴きたいんだ、

それはあっという間の出来事でした。私が貴方という星に出会って恋に落ちるまでは、時計の秒針さえも動かないほど、まるで世界が止まったのかと思わせるほどに、一瞬でした。

私が初めて貴方の声を聴いたのは3年前のあのドラマ。花のち晴れ。続編まだかなってついつい期待しちゃうほど、私と貴方について語るには欠かせない物語です。初めて私の目に映ったとき、貴方がジャニーズだなんてこれっぽっちも思わず、優しさとかっこよさを持つその姿に目が離せませんでした。そして、決して忘れられない運命的なあの一言。音ちゃんの言うことを信じてあげられない天馬くんに向けて放ったあの一言。

『好きな女が言ってることをどうして信じてやれないんだ！！！そんなの一択だろ！！！』

真っ暗な夜を引き裂いて際限なく輝き放った一筋の光のように、貴方の声が私の世界を一瞬にして照らしてくれました。私は恋に、いや恋とは違う不思議な感覚に、落ちてしまったのです。あの時から、私は貴方の声が愛おしくて愛おしくてたまらない、そんな日々が始まりました。

テレビから聴こえてくる明るい声も、切なそうに胸に響く淡い歌声も、生きてるのが楽しいんだと言わんばかりのその笑い声も、全部全部、今も私の耳の中でころころと駆け回っています。

私の耳が貴方の声を聴き続ける限り、私は貴方のことを応援し続けます。こんな言葉が貴方の耳に届くことはないのだけれど、いつかはちゃんと伝えられたらいいな。そしたらきっと貴方はその優しい声で返してくれるのかな、

『ありがとう。』

って______

私たちの世界線が交わることは、0.01%もないくらいだけど、こんな世界も悪くないよね。今日も明日もこれからも貴方の声だけを聴いていたいな。それが私のたった一つの願いです。